· 

バイオリンとビオラの違い

バイオリンとビオラの違いについて

バイオリンとビオラ。よく聞かれる質問、違いって何?

見た目が同じ、姿勢が同じ、見分けがよく分からないと一般的に思われていることのようです。

 

ですが、弾いている本人は全然違います・・!

 

まずは大きさがけっこう違います。

 

左バイオリン 右ビオラ です。

 

大人のバイオリン、フルサイズは、ほぼサイズが一緒です。

それに対し、ビオラは、約全長38センチから45センチまでかなり幅があります。

1センチ、2センチ、5ミリ、これがちょっとのようでだいぶ変わるのです。

 

バイオリンが約35センチなので40センチのビオラの場合5センチも違うのです。

 

このちょっとの長さが腕の長さ、指の長さ、に影響を及ぼします。

ちなみにマイビオラは42.4センチ。

 

(私はバイオリンからビオラに持ち替えた時、あまりの差に驚愕。)

 

 

次は音域の違いについて。

バイオリンの方がビオラよりも高音域になります。具体的には、5度違います。

バイオリンの開放弦(何も指を押さえない)のいちばん高い音、ミの音から五度下の音、ラの音がビオラの一番高い音になります。

音域が違うので、譜面の読み方が変わります。

これが最初なかなか慣れない。バイオリンはト音記号、ビオラはハ音記号

(最初、ビオラを始めた時に全部の音符に指番号を記入・・)

 

そして音色の違いがあります。

 

バイオリンはキラキラとした輝きのある目立つ音色

ビオラは深みがあり、渋い大人の落ち着いた音色

 

またバイオリンはポップスなどの曲にも馴染みやすく、かっこよさがあります。

ビオラは派手な演出より、何か語りかけるような、言葉の表現に適している楽器だと思います。

 

また、

バイオリン

・分数サイズあり 幼児から開始可能                                

ビオラ

・分数サイズなし 大人(フルサイズのバイオリンがもてる時期)から可能

多くの方は、バイオリンを一通り習ったあとに、ビオラ

 

よく思われている誤解について。

ビオラの方が簡単そう。。

 

これは絶対にありえません。

確かに、難曲といわれるような曲、またオーケストラや室内楽の動きをみると、バイオリンの方が難しいことをしていることが多いのですが、

同じパッセージ、音階、など単純な動きを比較すると、ビオラの方が難しいです。

まず左指をおさえるのがバイオリンより大変。最初は、腕が疲れてへとへとに。

弓を弦に吸い付かせる、腕の重み、発音が実はバイオリンより難しいのです。

なのでバイオリンの発音がうまくできない、音程がとれない のであればビオラにしても絶対にできないのです。

 

ビオラを弾いた後にバイオリンを弾いてみると、なんて軽くて楽なんだ、と思う方々がほとんどです。

 

なので、バイオリンとビオラの難しさは比較するようなものではないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メモ: * は入力必須項目です